同社によれば、網に絡まったクジラは6月5日、観光客によって発見された。クジラは怪我を負い、口を完全に開くことができず、放置すれば、死を待つしかない状態にあった。観光客らはクジラを人間の男性の名前、スタニスラフと命名し、この情報を活動家らに通報した。
活動家らはドローン、小型船を使って救出活動を展開した結果、6月11日、コラ半島の沖合120キロの地点でクジラの座標が確認された。
「この間、レスキューたちは休むことなくクジラの捜索を続けた。現在、北極圏は白夜であることが幸いし、海での活動は24時間体制で行うことができたため、今晩、クジラの場所を確認することの成功した」
座標の確認の後は、さらに複雑化した作戦は続く。今度はスタニスラフを網から解放しなければならない。ザトウクジラは巨体なため、作戦の実行は迅速かつ、クジラを傷つけないように行う必要がある。