ロシアなしでのウクライナ交渉「考えられない」 スイス大統領などが言及

スイスで開催されたウクライナ会議の冒頭、同国のヴィオラ・アムヘルド大統領は、ロシアの参加なしにウクライナ紛争を収束させる交渉は考えられないと述べた。
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「ロシアなしでの和平プロセスは考えられないことは十分承知している。長期的な解決策には双方が参加するべきだ」
アムヘルト氏によれば、今回の会議では「最終的な相互理解」は得られず、その達成は今後の会議の課題だという。
またサウジアラビアのファイサル外相は、同会議で演説した中で「ウクライナ和平に向けた信頼できるいかなるプロセスにも、ロシアの参加が必要だ」と表明した。
さらに、テレビ局「n-tv」によると、オーストリアのネハンマー首相は、同会議にアジア、アフリカ、南米の代表が参加しなければ、西側諸国はロシアに影響を与えることができず、ウクライナ紛争をめぐるロシアの見解を変えることはできないだろうと主張した。
ロイター通信が会議の声明草案を入手して報じたところによると、会議の参加者らは、ウクライナ和平の実現には紛争に関わるすべての当事者の関与と対話が必要だと考えているという。
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