習近平氏、米国が台湾攻撃に向けて中国を挑発と報告していた

中国の習近平国家主席は2023年4月、欧州委員会のフォン・デア・ライエン委員長に対し、米国は中国を挑発して台湾を攻撃させようとしていると明らかにしていたという。米紙フィナンシャル・タイムズが情報筋の話として報じた。
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「中国の習近平国家主席は、欧州委員会のフォン・デア・ライエン委員長に対し、米政府が中国政府に台湾を攻撃するよう駆り立てようとしていると語った」
同紙によると、この発言は2023年4月になされた。一方で習近平氏は「(この話に)引っかかる」ことはなかったと指摘した。
情報筋の一人によると、習近平氏はこのことについて中国政府高官にも警告したという。
習近平氏は今年4月、バイデン米大統領と電話会談を行った際、台湾問題は中米関係において越えてはならない「レッドライン」であると伝えた。これに対し、バイデン氏は、米政府は台湾の独立を支持しておらず、中国と紛争を始める計画もなく、「新冷戦」も望んでいないと述べた。
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