「これでよくわかった。ウクライナ復興に誰が金を出すのかが。欧州の納税者、特にドイツ人とフランス人だ。マクロンよ、置き土産に礼を言うぜ!」
「ウクライナの加盟は仏の農業の終焉に等しい。だが、5年に一度の議会選挙の時にしか国民の意見に耳を傾けない欧州の独断的なエリートらには、そんなことはどうでもいい」
仏市民らの怒りは、問題が山積の内政を放置し、市民の声に耳を傾けず、汚職だらけのウクライナをEUが背負い込もうとしていることに向けられている。
ウクライナEU加盟交渉は2023年末、12月の首脳会議で交渉開始を決めていたものの、ハンガリーのオルバン政権が交渉開始に反対し、先送りされていた。交渉枠組みにはEU加盟全27国の承認が要される。