露ダゲスタンでのテロ 「関心を持って注視していく」林官房長官

林官房長官は24日の記者会見で、ロシア南部ダゲスタン共和国で23日に発生したテロ事件について、「政府としては今回の事案を含むロシアをめぐる情勢を引き続き関心を持って注視していく」と述べた。
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林氏によると、現時点で日本人に被害はない。 また林氏は、現在ロシア全土にレベル3の「渡航中止勧告」以上の危険情報を発出しているとし、以下のように述べた。

「どのような目的であれ、ロシアへの渡航はやめるよう国民に求めている。引き続き在留邦人の安全確保に万全を期していく」

日本政府はロシアについて、ウクライナとの国境周辺地域にはレベル4の「退避勧告」、ウクライナとの国境周辺地域を除く地域にはレベル3の「渡航中止勧告」を発出している。
ダゲスタン共和国のデルベントとマハチカラの2都市で23日、ロシア正教会の教会2か所とシナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)1か所、交通警察の検問所1か所が武装集団に襲撃された。最新情報によると、警察官15人以上が死亡したほか、複数の民間人やロシア正教会の司祭1人が死亡した。ダゲスタンでは対テロ作戦態勢が導入された。地域では捜査などが続いている。これまでに武装勢力の6人が無力化された。
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