「我々はこれに関するプロセスを開始した。第1陣は来週7月に提供され、第2陣は数か月後に提供される(中略)我われには障害を回避できる法的手段がある。解決策があるので、本日提示する」
ボレル氏によると、ウクライナに提供される第1陣と第2陣の支援総額は25億ユーロ(約427億円)。 またボレル氏は、凍結したロシア資産から生じる利子をウクライナへの軍事支援に活用する決定が阻止されることはないとの見方を示した。同氏によると、これは全会一致しなくても決めることが可能であり、これによりハンガリーの拒否権発動が回避されるという。
これより先、ロシア外務省のザハロワ報道官は、ロシアの凍結資産をウクライナのために使用した場合、報復を免れることはないとし、それはEUにとって大きな痛手になると述べた。