「実質実効為替レート」は、物価水準や貿易量などを基に通貨ごとの総合的な購買力を測る。例えば、円安・ドル高になると米国製商品の購入に多くの円が必要になるため、円の購買力は低下。円の実質実効為替レートは下落する。
BISの統計によると、5月の円の実質実効為替レートは68.65で、過去最低を更新した。
さらに、2000年以降のG20の実質実効為替レートの騰落率では、日本円は57.88%下落。G20の中で19位だった。
上位は1位がロシア(63.43%増)、3位が中国(23.7%増)、5位にインド(16.62%増)など「BRICS」加盟国が占めた。