円安進行で「円の実力」低下が顕著に G20内ではBRICSが優勢

国際決済銀行(BIS)が公表している「実質実効為替レート」(2020年=100)と呼ばれる指標で、円安進行や長年のデフレの影響により「円の実力」の低下が顕著となっていることが判明した。毎日新聞が報じた。
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「実質実効為替レート」は、物価水準や貿易量などを基に通貨ごとの総合的な購買力を測る。例えば、円安・ドル高になると米国製商品の購入に多くの円が必要になるため、円の購買力は低下。円の実質実効為替レートは下落する。
BISの統計によると、5月の円の実質実効為替レートは68.65で、過去最低を更新した。
さらに、2000年以降のG20の実質実効為替レートの騰落率では、日本円は57.88%下落。G20の中で19位だった。
上位は1位がロシア(63.43%増)、3位が中国(23.7%増)、5位にインド(16.62%増)など「BRICS」加盟国が占めた。
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