バイデンが政治的利益のためにアサンジを釈放した皮肉さに人々は気づくべきだ=専門家

ウィキリークス創設者のジュリアン・アサンジ氏は、6月24日、罪状のひとつについて司法取引に応じた後、ロンドンの刑務所を出た。米国当局は、アサンジ氏の身柄引渡しを要求していない。
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オーストラリア国籍のアサンジ氏は、米軍のアフガニスタンとイラクへの侵攻に関する不都合な真実を公表するなど、最高刑が懲役175年にものぼる18の罪で起訴された。
人権活動家やジャーナリストがスプートニクの取材に応じ、事態の進展について話した。
ニューヨークのジャーナリスト、ルーシー・コミサール氏

「英国で10年以上投獄されていたアサンジ氏が釈放されると知り、とても嬉しい。エクアドル大使館に亡命を求めていたこと、そしてベルマーシュ刑務所の過酷な環境を思えば」

「バイデンがアサンジを釈放したのは、それによって彼の評判が上がり、票が集まることを期待してのことだろう」とコミサール氏は言う。

「アサンジ氏について心配している人々は、彼を釈放することで何らかの利益が得られる、と思いつくまでアサンジ氏を監禁しておいたバイデンの皮肉を理解するだろう」

クレイグ・マレー氏(元イギリス外交官)

「バイデンが、選挙戦の最中にジュリアンが(米国に)到着することを望んでいたとは思えない。 ガザ地区での大量虐殺を支持したために、すでに彼の選挙戦には大きな問題が生じている。現大統領が、言論の自由と憲法上の権利を攻撃する人物として登場するのは、最良の選択ではない」

テイラー・フダック(調査報道のフリージャーナリスト)

「ここに起訴の余地はまったくないはずだ。アサンジ氏は、いわゆるジャーナリズムに反した罪で一日たりとも刑務所に入るべきではなかった。ウィキリークスは偽の文書を公表したことはない。アサンジ氏が一つの罪状について罪を認めざるを得なかったことは非常に残念だ」

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