日本初の月着陸船SLIM、運用終了へ=JAXA

JAXAは27日、日本の小型月着陸実証機SLIM(スリム)との通信ができなくなったと明らかにした。21日以降、通信確立に努めたが応答が確認できず、今後の回復の可能性も低いという。
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月では昼と夜が、地球でのおよそ2週間ごとに入れ替わる。夜間は約マイナス170度まで下がる厳しい環境で、本来SLIMは越夜を想定していなかった。
それでも1月の着陸以降、何度も越夜後に太陽電池の充電で通信を回復。約5カ月間にわたる長期運用が実現した。
JAXAはこれまでに得られた知見やデータの解析を引き続き行い、今後のSLIMプロジェクトや宇宙探査に役立てるとしている。
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