月では昼と夜が、地球でのおよそ2週間ごとに入れ替わる。夜間は約マイナス170度まで下がる厳しい環境で、本来SLIMは越夜を想定していなかった。それでも1月の着陸以降、何度も越夜後に太陽電池の充電で通信を回復。約5カ月間にわたる長期運用が実現した。JAXAはこれまでに得られた知見やデータの解析を引き続き行い、今後のSLIMプロジェクトや宇宙探査に役立てるとしている。