ヴェリファンド氏は、現在、地球上に熱が逃げないで籠っているのはエルニーニョ現象のせいではなく、エルニーニョ現象による影響で、北半球、南半球の温帯地帯の気温が高くなっていると説明している。
「5月、エルニーニョ現象はもう弱くなっているにもかかわらず、気温は最高値に達していた。これから考えると、6月は最高気温の月のベスト3に入るくらい上がる可能性が大きい。エルニーニョ現象の影響はまだまだ長く続くだろう」
エルニーニョ現象が起きると、太平洋の赤道直下の海面付近の気温を異常なほどの高温に上がる。海洋の潮の流れの変化の特徴は、エルニーニョ・南方振動が起きる場合、大気中の熱は急激に海中に潜ろうとし、エルニーニョ現象では熱が海から大気へ流れようとする。