WPによると、オバマ氏はここ数カ月間にわたって再選の難しさをバイデン氏に説明し、撤退を促してきたという。
また、ロイター通信によると、下院の民主党議員25人が選挙戦からの撤退を訴える準備を進めているとのこと。
下院では民主党のゴールデン議員が共和党の候補者、ドナルド・トランプ氏の勝利を容認する姿勢さえ示している。メイン州のバンゴー・デイリー・ニュースに掲載したコラムで議員は次のように記している。
「討論におけるバイデン氏のまずいトークは驚くべきことではなかった。選挙の結果は何か月も前から明らかなので、他の人ほど私はこれについて気にならなかった。私はドナルド・トランプ氏に投票するつもりはないが、彼が勝つだろう。そして私はこれを受け入れる」
ゴールデン氏によると、「トランプ氏が民主主義制度を終わらせるだろう、などという考えで有権者を怖がらせる」つもりはないとのこと。
バイデン大統領はトランプ氏について、民主主義の脅威であると演説の中でたびたび表明している。テレビ討論で厳しい評価を受けた後でも、「トランプ氏こそ本当の脅威」という理由で選挙に勝つと約束している。
CNNが行った最新の世論調査によると、米国人の4人に3人はバイデン大統領に代わる候補者を民主党から選ぶ方が大統領選で勝利できると考えている。世論調査は6月28日から30日にかけて有権者1274人を対象にオンラインと電話で実施された。