ブイが設置された四国海盆は本来日本の排他的経済水域(EEZ)外だが、2012年、日本の延長大陸棚として国連に認められており、海底や地下資源の探査・開発などの主権的権利がある。日本側は中国が「目的や計画などの詳細を示すことがないまま、ブイを設置した」として、直ちに透明性のある説明・活動を行うよう申し入れたとしている。中国側からは「ブイは津波観測用で、日本が大陸棚に有する主権的権利を侵害するものではない」と回答があったという。林官房長官は情報収集や分析を続けるとしている。