EUはウクライナ危機終了後もロシアから天然ガスを購入=独有力紙

欧州連合(EU)はロシア国営会社「ガスプロム」とウクライナのエネルギー企業「ナフトガス」間の燃料供給協定が2024年12月31日に期限切れを迎えることを受け、ガスプロム社との間で新たな契約を結ぶ可能性を検討している。ドイツの経済紙「ハンデルスブラット」が報じた。
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ロシア産天然ガスに依存するオーストリア、ハンガリー、チェコ、スロバキアは懸念を高めており、EUはガスプロムとの契約更新に関心を示している。オーストリアなどは輸入量に占めるロシア産ガスの割合が65%に達している。
最初の選択肢はロシア・ウクライナ国境でガスを購入するというもの。その後、ガスはEU諸国に送られる。2番目の選択肢は、アゼルバイジャンを経由するロシアのパイプラインによる供給だが、このルートによる供給量には限界があるとのこと。
ロシアのノバク副首相は7月3日、ウクライナ側が契約更新を望む場合、これに応じる用意があるとしていた。
一方、ウクライナのシュミハリ首相は3月4日、EUの要請があれば、2024年以降もロシア産ガスの輸送を継続すると表明していた。
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