ポストル氏がその理由として、まず、サミット出席者らはバイデン米大統領が何らかの問題で有能なのか、状況判断はどの程度あるのかを見極めようとすると指摘している。
また、仏のマクロン氏は、すでに全権のかなりの部分を失った大統領としてサミットに出席することになるとポストル氏は見ている。
加えて独ショルツ首相も、政治家としてのバリューを欠いている。「演説で、自身が関与している事項の問題の真相でさえ、語ることができなかった」とポストル氏は指摘している。
ポストル氏は、NATOには明確なウクライナ戦略がなく、「絶望的な状態であがいている」と見ている。
NATOサミットは7月9~10日、米ワシントンで開催される。ストルテンベルグ事務総長はウクライナへの武器供与と軍人の養成がサミットの主要議題となると語っている。