同省によると、2023年度の自衛官採用人数は陸海空の3自衛隊で、1万9598人の募集計画に対し、計9959人だったと公表した。達成率は1993年の55.8%を下回り、過去最低の51%となった。同省は「人的基盤の抜本的強化に関する検討委員会」の初会合を開き、主な要因に若年人口の減少や、それに伴う高校生優位の「売手市場」が続いていることを挙げた。同委員会は、給与などの処遇面の改善や、AIや民間などの外部人材の活用などについて具体的に検討していくという。