自衛官の採用率が過去最低に 防衛省が検討委員会を発足

防衛省は8日、2023年度の自衛官の採用者数について、募集計画の50.8%にとどまり、過去最低になったと発表した。これを受け、同省は同日、検討委員会を開き、8月までに対応策を取りまとめる方針を確認した。NHKなどが報じた。
この記事をSputnikで読む
同省によると、2023年度の自衛官採用人数は陸海空の3自衛隊で、1万9598人の募集計画に対し、計9959人だったと公表した。達成率は1993年の55.8%を下回り、過去最低の51%となった。
同省は「人的基盤の抜本的強化に関する検討委員会」の初会合を開き、主な要因に若年人口の減少や、それに伴う高校生優位の「売手市場」が続いていることを挙げた。同委員会は、給与などの処遇面の改善や、AIや民間などの外部人材の活用などについて具体的に検討していくという。
コメント