広島式ダブルスタンダード イスラエル「原爆の日」式典参加へ 露は招待せず

広島市は8日、「原爆の日」の平和記念式典に、イスラエルが出席意向を示したと発表。一方、今年もロシアとベラルーシは招待しておらず、ガザとウクライナ情勢で扱いが異なる広島式の二重基準が露呈した。
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読売新聞などによると、4月に行われた松井一実市長の会見では、パレスチナ・ガザ地区で軍事作戦を続けるイスラエルは招待するが、ウクライナ情勢を理由に2022年以降にとっているロシアとベラルーシの招待見送りは継続すると発表。
二重基準だとの記者団からの質問に、市長が「ダブルスタンダードは取っていない。勝手に想像しないでください」などと声を荒げて返答する場面もあった。
その後、5月9日までに市には1000件以上の抗議メールが殺到。その多くは「イスラエルを招待すべきでない」「ロシアとベラルーシを招待しないのにおかしい」といった内容だったという。
もう一方の被爆地・長崎市は6月初旬、ロシアとベラルーシの招待見送りのほか、イスラエルについても「現時点では招待しない」と発表。理由は「式典の安全で円滑な運営が阻害される恐れがあるため」としている。
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