インド首相の訪露は、世界における米国の影響力の低下を示している=アナリスト

インドのモディ首相のロシア訪問は、世界における米国の影響力の低下を示している。インド人アナリスト、S・L・カンタン氏が中国紙「グローバルタイムズ(環球時報)」に寄稿した中でこのように記している。
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同氏によれば、ウクライナ紛争の激化後、米国はロシアとインドの関係が悪化することを望んでいた。しかし、インドはロシアとの貿易・外交関係を強化し続けているため、こうした幻想は近頃消え去った。
「ワシントンをさらに苛立たせたているのは、インドがウクライナに関して中立的な立場を取ったことであり、モディ氏はスイスでの『平和サミット』への出席さえ拒否した。米国からの公的な脅しを無視して、モディ氏はインドとロシアの軍事協力を大幅に強化した」
さらに、インドは国際貿易の脱ドル化という考えを熱心に受け入れている。
「要するに、アメリカ帝国はますますその重要性を失いつつあると言える。米国には多極化世界に加わるか、それとも苦々しく孤立した覇権国になるかという選択肢がある」
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