西側的な将来図にBRICSが挑戦状 「未来フォーラム」が描くスマート文明

7月10日、ロシア国立人文大学でBRICS国際未来フォーラム「スマート文明 BRICSの市民社会組織、大学、イノベーション企業の水平方向的関係」が開幕した。
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フォーラムにはロシア科学高等教育省の代表者、ロシア、BRICS諸国、極東、旧ソ連邦諸国からの専門家、学者、イノベーション企業、大学、科学技術生産協会、NPOの代表らが参加した。
ヴァレリー・ファデーエフ・ロシア大統領顧問はフォーラム開会の辞で「我々は文明、多様性の世界、多様性の文化、比類なき文化について語り合う。今日、支配的な将来像とは大方が西側的な視点であり、こうした多様性は考慮していない。だからこそ、オルタナティブを提示する必要がある」と語った。
ロシア以外の諸国の参加者らもまた、スピーチの中で、変革が不可逆的に進んでいること、国と民族のアイデンティティと利益への相互尊重を基礎とする多元的世界秩序以外のオルタナティブはありえないことを強調した。
ブラジル警察協会のルドルフ・ラテルザ会長は協力の方法について、BRICS諸国の社会団体の協力を行う常設の理事会を創設するという実際的な提案を行った。
フォーラムでは、BRICS航空宇宙クラブの創設も発表された。同クラブは航空・宇宙分野におけるBRICS加盟国間の人道的協力を新たなレベルに引き上げることを目的としている。
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