「そもそも1989年東西冷戦終結後、ソ連のゴルバチョフ書記長(当時)は、NATOが兵力を20%削減すると言うので、NATOと対抗していたワルシャワ条約機構を解体したのである」
また鈴木氏は、1990年に行われたソ米首脳会談で「NATOの東方拡大は統一ドイツまでと言っている」とし、「約束を破ったのは誰か、どちらの方か、歴史の事実により、明らかである」「政治家もメディアもよく考えるべきである」と指摘し、以下のように続けた。
「プーチン大統領が『だまされた』と言った意味をNATOの首脳は考えてほしいものである」
また「歴史は積み重ねである。それは事実に基づいていなくてはならない。約束、基本を抜きにしての一方的な判断は極めて危険であると懸念する次第だ」と綴った。