北朝鮮、NATO首脳宣言を非難 「東方拡大が安全保障環境を悪化」

北朝鮮は、米ワシントンで9〜11日にかけて開催されたNATO首脳会議を総括して採択されたNATO首脳宣言を強く非難し、これを対決綱領だとみなしている。朝鮮中央通信が北朝鮮外務省による声明を掲載した。
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「北朝鮮外務省は、不法文書であり、独立主権国家の合法的権利を侵害し、新たな冷戦や地球規模での軍事対立を煽る対決綱領である『NATO首脳宣言』を最も強く非難し、否定する」
北朝鮮外務省による声明では、NATOの拡大を望む米国の動きが国際安全保障環境を深刻に悪化させ、世界的な軍拡競争を引き起こしていると強調されている。また、NATOを「グローバル化」する米国の戦略は、地球を新たな世界大戦の危険にさらしていると述べられている。
さらに、欧州・大西洋の安全保障状況悪化の責任を他国に問う前に、米国は「NATOの狂気じみた東方拡大」を通じて欧州の安全保障を混乱させた主犯が誰なのかを明らかにすべきだと指摘されている。
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