NHKなどによると15日、日本の防衛省から松本政務官らが地元岩国市役所や山口県庁を訪れて説明した。山口県の村岡知事は「必要な対応力を整える趣旨は理解する」としながらも、騒音や安全性などについて国に照会するとした。
オスプレイはC2輸送機の、F35CはFA18スーパーホーネットの機種更新。岩国基地には別機種のオスプレイが経由地として離着陸を行うことはあったが、本格的な配備は初めて。一方、F35Cはそもそも日本に飛来するのが初めてだという。
オスプレイを巡っては昨年11月、鹿児島県屋久島沖で空軍仕様のCV22が墜落。CMV22についても今年1月、米国防総省が装置の不具合で「運用に適さない」との評価報告書を連邦議会に提出している。だが防衛省側は今回の配備について、騒音は現在よりも広がらず、安全性にも問題はないと説明している。