岸田首相、島嶼国首脳らと会談 日本、マーシャル諸島に無償支援8億円

南太平洋の島嶼国が参加する「太平洋・島サミット」が16日、日本の東京で始まった。岸田文雄首相は18日の本会議に先立ち、各国との2国間首脳会談に臨んだ。日本の各メディアが伝えた。
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岸田首相はツバルのテオ首相との会談で、「日本と島嶼国の絆を強固にし、ともに進む方向性を内外に発信したい」と述べた。また、バヌアツ、ニウエ、パプアニューギニアの首相、地域機関「太平洋諸島フォーラム」のトップとも相次いで会談した。
外務省によると、これとは別に日本政府は、マーシャル諸島への8億1600万円規模の無償資金協力についての書簡に署名。空港ターミナルの改築や、漁業調査監視船の供与など、インフラ産業支援に生かされる。
「太平洋・島サミット」は1997年以来、3年に1回開かれている日本主導の会議で今回が10回目。気候変動対策や海洋分野での取り組み、人材育成など地域共通の課題を議論する。近年では太平洋諸国と関係を深める中国に対抗する手段として、日本にとっての戦略的重要性も高まっている。
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