茂木氏は、「確たる結果は今の段階で言えない」と前置きした上で、現状は「『ほぼトラ』から『確トラ』に近くなってきている。これが今の米国の状況ではないか」と述べ、次のように語った。
「仮にトランプ大統領が再び生まれたとしても、日米の二国間問題はうまく対応できると思っている」 そしてトランプ氏が再選した場合の対応について、以下のような見解を示した。
「私が担当した日米貿易交渉のときもそうだったが、まずはトランプ大統領が何に関心を持っているのかを分析し、正しく理解することが必要だ。その上で、ウィンウィンの合意に持っていくことが重要ではないか。それは十分、私はできると思っている。これまでの積み重ねが日米にはある」
これより先、トランプ氏はブルームバーグの単独取材で、交渉の手段として関税について述べた中で日本との関係について触れ、2022年に銃撃を受け亡くなった安倍晋三元首相を「素晴らしい人物で良き友人だった」と評した一方、日本との貿易交渉は困難で、「我々に対し強硬姿勢をとっていた」と批判した。