ゼレンスキー氏は日本の役割について「太平洋地域のリーダーとして、ほかの国にシグナルを送っている。日本の行動はとても重要だ」と述べ、ウクライナの和平案を話し合う平和サミットへの参加を各国に促したなどとして日本の影響力を評価した。
また、日本の支援について「G7を代表する国で、資金や人道、技術の支援だけではなく、NATOに加盟していない国として初めて安全保障分野での協力に署名した」と述べ、日本が殺傷性のない防衛装備や物資の提供などを盛り込んだ協力文書を交わした重要性を強調した。
さらに復興に向けた協力をJICAと進めていることを踏まえ、「日本が投資すれば、ほかの国へのシグナルとなり、意味を持つ」と述べ、ウクライナの復興に向けて日本の投資が欠かせないとの見方を示した。
そのほか、取材では11月末までに和平に向けた行動計画を作成する方針を示したほか、ウクライナ側の条件で和平を行う上で中国の協力を呼びかけた。