バイデン大統領が共和党寄りの連邦最高裁を非難、トランプ氏の免責阻止すべく改憲を訴え

バイデン米大統領(民主党)は29日、南部テキサス州で演説し、連邦最高裁判所が保守色を強めていることを指摘し、改革案を公表した。
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最高裁はトランプ前大統領(共和党)が在任中に3人の判事(終身制)を指名したため、9人中6人が保守派となっている。改革案では任期を18年とし、大統領が2年ごとに1人ずつ指名して交代させるとしている。
さらに、最高裁がトランプ氏をめぐり、大統領在任中の公務について刑事責任は免責されるとの判断を示したことを受けて、元大統領らに対する免責を認めないとの条文を憲法に加えることを求めた。
これらの改革案について、ジョンソン下院議長(共和党)は即座に廃案とする、と反発した。下院は野党が主導権を握っていることから、バイデン大統領のイニシアチブは実現困難と見られている。
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