研究グループは、アフリカ中部ガボンのフランスヴィル盆地で古代の生態系の証拠を発見した。その年齢は21億年以上と推定されるという。研究グループは、古代の大陸プレートの衝突と合体によって栄養豊富な浅い内海が形成されたと考えている。
これにより、シアノバクテリア(藍藻類)の光合成が長時間継続する局所環境がつくられ、水中の酸素が飽和。これらの条件が組み合わさることで、生物は成長するのに十分なエネルギーを得ることができた。
その後、最初の生態系は消えたが、15億年後に進化の第2段階が起こり、現代の多様な生物が生じたという。
地球で複雑な生命が誕生したのは、これまで考えられていたよりも15億年早かった