日本からは海自護衛艦「さざなみ」、フィリピンからは海軍のフリゲート「ホセ・リサール」が参加し、通信訓練などを行った。フィリピン軍は「自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた、地域国際協力を強固にする努力の一環」としている。
これまでに、日本とフィリピンは米国などを含めた多国間演習を行っているが、2国間のみでの海上協同活動は初めてとなる。対中抑止を念頭に置いているとみられ、中国側の反発は必至だ。
日比両国は7月、自衛隊とフィリピン軍の協力のための「日比円滑化協定」に署名。円滑化協定締結は豪州、英国に続き3カ国目で、事実上の「準同盟国」への関係格上げとみられている。