オースティン氏の決定の背景には、取引に対する遺族側からの批判の高まりがあるという。バイデン政権は7月31日まで被告らが司法取引に応じたことを知らなかったと主張している。司法取引は、テロの首謀者とされる国際テロ組織「アルカイダ」の幹部だったハリド・シェイク・モハメド被告ら3人の死刑が免除されるという内容だった。3人は実行犯に資金やその他の支援を提供したと考えられている。報道によると、米下院監視委員会は2日、司法取引の成立におけるバイデン政権の役割について調査を開始した。