独チューリンゲン州首相、欧州とロシアの防衛同盟創設を呼びかけ

ドイツ中部チューリンゲン州のラメロウ首相(左翼党)はメディアグループ「フンケ」の取材に応じた中で、ロシアとの間で恒久的な境界線を設けずに、防衛同盟を創設するよう呼びかけた。
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ラメロウ首相はロシアもまた欧州の一部であるとしたうえで、次のように発言した。
「ロシアを含む欧州の平和秩序が必要だ。すべての参加国は不可侵協定に署名し、防衛同盟を構築するのだ。これは欧州大陸の紛争解決に重点を置くものである」
また、モルドバとグルジア(ジョージア)のEU加盟を認めることはリスクをもたらすとも警告した。いずれもロシアとの間で領土問題を主張しており、EU加盟を認めることで新たな衝突を引き超す可能性があるとした。
ロシアとの経済協力を重視してきたドイツでは和平を願う市民が多い。ベルリンでは週末、平和行進が開催され、これに数千人の市民が参加した。行進ではロシアの歌やロシアの国旗が確認できる。
先にロシアのラブロフ外相は経済協力、インフラプロジェクト、安全保障、ユーラシアにおける新たな安全保障構造の形成といった問題について、西側諸国との間で対話の扉は閉ざしていないと述べていた。
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