日銀の内田副総裁は7日午前の講演で「金融資本市場が不安定な状況で、利上げをすることはない」と発言した。この直後から、日経平均株価は一気に上昇に転じた。この発言により、日米の金利差が再び広がるとの見方から円売り・ドル買いが強まり、1ドル=144円台後半で推移していた円相場も一時1ドル=147円台をつけた。日銀は7月31日に利上げに踏み切り、同日の会見で植田総裁はさらに利上げを進める可能性に言及した。NHKによると、株価の不安定な動きの要因にこの発言があると指摘されているという。