イランと同盟国による大規模ミサイル攻撃、イスラエルの防空網を突き破る可能性

今年4月のイランのミサイル攻撃は、イランが最良のミサイルを使用しなかった上、イスラエルは米国や他の同盟国の支援を受けていたにもかかわらず、イスラエルの防空網を限界まで追い込んだという。ロシアの軍事アナリスト、ユーリ・リャミン氏はスプートニクに対し、このように語った。
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「イラン、イラク、イエメン、レバノンによる協調的でより大規模な同時攻撃は、イスラエルの防空・ミサイル防衛を突破する可能性がある。(今年4月の攻撃から)あまり時間が経っていないので、今になってイスラエルがこの分野における能力を本格的に強化できるとは思えない」
イスラエルの有名な防空システム「アイアンドーム」の能力について、リャミン氏は、現存する他の防空システムと同様、「100%の防御を保証するものではない」と指摘。
「一方では、ロケット弾の大量発射に圧倒される可能性がある。他方では、ドローンは検知が難しく、イスラエルの防空システムは一部ドローンをすり抜けさせることもある」と同氏は説明する。
今年4月、シリアのイラン公館爆撃を受け、イランは報復としてイスラエルを大規模攻撃。ミサイルやドローンを一斉に放ったが、被害は限定的だったとみられる。
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