「広島祈念式典の本質は高いヒューマニズムの発信」 駐日露大使がコメント

ロシアのニコライ・ノズドレフ駐日大使は8日、日本の報道機関に対し、6日に広島市で行われた平和祈念式典について声明を発表した。スプートニクは声明の要旨をまとめた。
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最近、岸田首相を含めた日本政府の要人は「ロシアの核威嚇」という表現を使うようになり、広島で行われた平和祈念式典の際にも同じ表現が使われた。
ロシアの核ドクトリンと政策は、他の核保有国と同様に厳格に策定されており、核兵器は防衛目的に限定された極端なケースにのみ適用される。
ロシアは核問題に関する全ての重要文書に署名している。2022年1月にはロシアのイニシアチブとして、全核保有国が核戦争や軍拡を防止するための声明を発表した。
核のない世界の実現には、全ての国に開かれた包括的な枠組みを構築することが必要である。閉鎖的な軍事ブロックが存在する限り、紛争の余地は残る。
近年、広島と長崎の平和祈念式典が政治化されていることは明らか。加害国である米国については一切言及されず、同時期に日本で拡大抑止に関する日米協議が行われたことは、極めて残念である。
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