リッター氏は駆けつけた報道陣に対し、FBIによる捜索は「外国の代理人(スパイ)登録法違反」に関する政権の意向で行われたとの見方を示した。一方でFBIは捜索を行ったことは認めているものの、それ以上の詳細は明かしていない。
本人は「私は法律に違反していない」としたうえで、「今後も発言を続け、自分のやるべきことを続ける」とコメントしている。
6月にはリッター氏がサンクトペテルブルク国際経済フォーラムに出席するためロシアに向かおうとする最中、米ニューヨークの空港の機内で離陸を待っていたところ、当局にパスポートを没収され出国できなくなった。
リッター氏は米バイデン政権にとって「不都合」な主張も展開していることで知られており、没収事件については「政府の政策を批判したり海外旅行したりする全ての米国市民に対して萎縮効果をもたらすことになる」とコメントしている。