ウクライナ軍攻撃で火災 ザポロジエ原発のリスクは?

ウクライナ軍の攻撃によるザポロジエ(ザポリージャ)原発の冷却塔火災について、露エネルギー業界誌編集長のボリス・マルチンケビッチ氏が、原発事故のリスクなどについて語った。
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「ドローンが突っ込んだ時に中で燃えるのは、給水のために使われる合成樹脂くらいで、他には何もない。高さ150メートルの冷却塔修理は簡単ではないが、攻撃による原子炉への危険は全くない。全て『冷温停止』状態にあり、運転していないからだ」

11日午後8時半ごろ、ウクライナ軍のドローン2機が、ザポロジエ原発の冷却塔に直撃。内部構造で火災が発生した。直ちに原発事故のリスクはなく、放射線量の値にも異常はない。火災は同日午後11時半頃までにはほぼ消し止められた。
ロシアは攻撃について「ウクライナはいつものように、ロシア側の責任にしている」と非難。国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は「無謀な攻撃」と非難したが、ウクライナ軍の責任には言及しなかった。
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