「自民党が変わることを示すため私が身を引く」 岸田首相が総裁選不出馬を表明

岸田首相は、14日午前11時半から記者会見を開き、9月に行われる自民党総裁選挙に立候補しないことを正式に表明した。
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発言要旨

自民党が変わることを示す最も分かりやすい最初の一歩は、私が身を引くことだと判断した。
総裁選を通じて選ばれた新たなリーダーを、一兵卒として支えることに徹する。
旧統一教会をめぐる問題や派閥の政治資金パーティーをめぐる問題などで、国民の政治不信を招く事態が相次いで生じた。
(自民党派閥の裏金事件について)所属議員が起こした重大な事態について、組織の長として責任を取ることにいささかの躊躇もない。
(不出馬について)政治資金問題が発生した当初から思い定め、心に期してきた。
当面の外交日程に一区切りがついた時点で、私が身を引くことでけじめをつけ、総裁選に向かっていきたいと考えている。
この他、岸田首相は自身の成果として、賃上げや投資促進、エネルギー政策の転換のほか、大規模な少子化対策の実行や防衛力の抜本強化、日米関係を基礎にしたG7広島サミットの開催、国際社会で協調に向けた国際的な議論をリードしたことなどを挙げた。
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