石破茂・元幹事長(無派閥)
各社世論調査でトップを走り、自民党が逆風のなかでも国民人気が高い石破氏。必要な推薦人が集まれば立候補する意欲を示しており、出馬すれば5度目の挑戦。裏金問題で派閥政治に国民の厳しい目が向けられる昨今、無派閥・非主流派の急先鋒として注目されている。
河野太郎・デジタル相(麻生派)
良くも悪くも国民の認知度が高い河野氏。前回2021年の総裁選では決選投票で岸田氏に敗れる。ワクチン対応、デジタル改革などで手腕を発揮。英語も堪能で外相も経験している。すでに周囲には出馬意向を示したと伝えられている。
小泉進次郎・元環境相(無派閥)
世論調査では石破氏に次ぐ小泉氏。国民受けは良く、43歳と若さもアピールできる。だが、度重なる「迷言」や「小泉構文」「ポエム」と揶揄される独特の発言スタイルなど、不安要素もある。
高市早苗・経済安保相(無派閥)
「保守派の星」「安倍路線の継承者」と呼ばれ党内保守派の支持が厚かった高市氏。初の「女性首相」誕生となれば刷新感を演出できるが、直近では推薦人確保が課題となり失速しているとの報道もある。
国民から返り咲きを望む声もあがる菅義偉・前首相(無派閥)は非主流派の束ね役とされる。自身の出馬はないとみられるが、その動きや誰を担ぐかが注目されている。
このほか、立候補の可能性が取り沙汰されているのは次の議員。
茂木敏充・幹事長(茂木派)
加藤勝信・元官房長官(茂木派)
野田聖子・元総務相(無派閥)
林芳正・官房長官(岸田派)
上川陽子・外相(岸田派)
小林鷹之・前経済安保相(二階派)
※派閥は解散決定を表明済みのものも含む。