南クリル諸島 元島民らによる「洋上慰霊」が始まる

南クリル諸島(日本側の定義では「北方四島」)では、20日から元島民らが船から先祖を供養する「洋上慰霊」が始まった。NHKが報じた。
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元島民らでつくる千島歯舞諸島居住者連盟や北海道などは、2022年から船から先祖を供養する「洋上慰霊」を開始。今年も元島民や家族ら80人が参加した。
洋上慰霊は9月21日にかけて計7回実施されるという。
2022年9月、ウクライナ情勢を理由とした日本による一方的な対露制裁を背景に、ロシアはクリル諸島での露日ビザなし交流協定を無効化した。だが、北方墓参に関する別の協定は無効化の対象外とされていた。
7月末に訪露した鈴木宗男議員は、露高官との会談の際、北方墓参に関して「2022年9月3日をもって協定の効力が破棄され、そのことは日本側に伝えている」と説明されたと明かした。鈴木氏は、日本側とロシア側の認識の齟齬の有無も含め、事実関係を早急に確認する必要があると訴えた。
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