カンボジアで日本人12人保護 虚偽求人に騙され詐欺に関与か

高収入を謳った虚偽の求人情報に騙され、カンボジアで強制労働を強いられていた日本人12人が現地警察に保護されたことが21日、捜査関係者への取材で明らかになった。
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報道によると、12人はベトナム国境の南東部スバイリエン州バベットにあるカジノ施設で働かされていた。うち数人が首都プノンペンにある日本大使館に救助を要請し、現地警察が今月3日と7日にそれぞれ3人と9人を保護したという。捜査当局は、特殊詐欺などの犯罪に加担させられていた可能性があるとみている。
現在、12人はプノンペンに滞在中で、日本への帰国準備を進めている。
カンボジアをはじめ東南アジアでは近年、好条件をうたった虚偽の求人広告に騙され、詐欺グループで強制的に加入させられる人身取引のケースが急増しており、監禁や暴力の被害に遭ったとの事例もあるという。日本外務省はこうした求人に安易に応募することを避け、意図せず犯罪に巻き込まれることがないよう十分に慎重に行動するよう呼びかけている。
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