被害少女「同意なかった」 沖縄米兵暴行事件

沖縄県内で16歳未満の少女を誘拐し性的暴行を行ったとして、不同意性交とわいせつ誘拐罪に問われた在日米空軍兵長、ブレノン・ワシントン被告(25)の第2回公判が23日に那覇地裁で行われ、被害を受けた少女が証言台に立った。琉球新報などが伝えた。
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少女の証言ポイント

被告から年齢を確認され、実年齢を指のジェスチャーも交え、日本語と英語で伝えた。
断ると何かされるのではないかという恐怖心があった。
「やめて、ストップ」と言い、同意はなかった。
ワシントン被告は初公判で、「私は無実。誘拐もレイプもしていない」と主張。少女が18歳だと認識しており、同意もあったとして無罪を訴えていた。
不同意性交等罪は、被害者が16歳以上で有効な同意がない場合のほか、被害者が13歳未満の子どもである場合や、13~16歳未満で加害者が5歳以上年上である場合には同意の有無に関係なく適用される。
事件は12月末に発生。容疑者は今年3月に起訴されていたものの、本来あるべきだった日本政府や米軍から沖縄県への通報はなかった。警察が「被害者のプライバシー保護」を理由に報道発表を控えていたことも問題視された。
その後、同様の事案が相次いで発覚。玉城デニー知事ら県側は、米軍や政府に対し再発防止の徹底、通報体制の見直しを求めて抗議し、対応を求めた。
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