内訳は日本語のものが2千数百件以上で、その大半が長崎市の決定に賛同、理解を示すものだった。
一方、英語での意見も約1500件あり、大半がイスラエル不招待に反対、抗議するものだった。また、そのうち約1400件は同一文言の定型文をコピーし大量送信したメールだったとしている。
また、イスラエル不招待を理由に式典をボイコットしたG7大使からは「失望した」との反応があったと明かした。これについて市長は「長崎市の判断は政治的決定ではないことが正しく理解されていない」と指摘した。
同市はイスラエルのほか、ロシアとベラルーシについては3年連続で招待を見送っている。鈴木市長はこれまで、イスラエルなどを招待すれば「式典の安全で円滑な運営が阻害される恐れがある」などとして、あくまでも政治的判断ではないと説明していた。
一方、ロシア、ベラルーシを不招待とし、イスラエルは招待したもう一つの被爆地・広島市には、「イスラエルを招待すべきでない」「ロシアとベラルーシを招待しないのにおかしい」と1000件以上の抗議文が殺到したと伝えられていた。