イージス艦「ちょうかい」にトマホークの発射機能を付加へ=防衛省

防衛省は米国製巡航ミサイル「トマホーク」の発射機能を、海上自衛隊のイージス艦「ちょうかい」から付加する方針を固めたという。時事通信が報じた。
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防衛省は2025年度予算概算要求に18億円を計上しており、反撃能力を備えた最初のイージス艦「ちょうかい」の改修が進められる。
改修は佐世保基地(長崎県)で行われ、25年度末までに終える予定。同省はトマホークの取得を1年前倒しすることを決定しており、改修後、25年度中に取得して米国で実射試験を行う可能性も指摘されている。
防衛省は横須賀(神奈川県)、舞鶴(京都府)、佐世保各基地配備のイージス艦8隻を順次改修する。トマホークは日本周辺海域からの発射で、北朝鮮や中国が射程に入る。集団的自衛権を発動する場合には、米イージス艦と連携する可能性もある。
日本政府は2022年末に防衛3文書を閣議決定した。「国家安全保障戦略」では、敵のミサイル発射基地などをたたく「反撃能力」の保有が明記されている。防衛省は今年1月、反撃能力に活用する予定の米国製巡航ミサイル「トマホーク」を2025年度から2027年度に最大400発取得すると発表した。
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