トルコのBRICS加盟意向は、西側諸国への失望がもたらした=米誌

トルコがBRICSに加わろうとしているのは、トルコ政府の西側諸国と欧州連合(EU)に対する「蓄積した不満」がもたらした結果だ。米誌ニューズウィークがトルコ元外交官の話をとして記している。
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これに先立ち、ブルームバーグは情報筋の話として、トルコがBRICSへの加盟を申請したと報じた。
とあるトルコ元外交官はニューズウィーク誌に対し、この動きはトルコ政府の西側諸国や欧州連合に対する「蓄積した不満」によって引き起こされたものであると明かした。
さらに、イスタンブールを拠点とするシンクタンクEDAMのシナン・ウルゲン所長は「これは西側諸国に取って代わるというトルコ政府の戦略ではなく、米国の覇権が衰えつつあるこの時期に、非西側諸国との関係を強化する戦略だ」と語った。
ウルゲン氏は「BRICSには安全保障要素が存在しないため、加盟してもNATOにおけるトルコの役割には影響しない」とし、「BRICSは主に経済組織であるため、NATOよりもEUとの関係に影響を与えるだろう」と指摘している。
ロシアは2024年、BRICS議長国を務めている。1月1日からはアラブ首長国連邦(UAE)、イラン、エジプト、エチオピア、サウジアラビアの5カ国が新たに加わった。
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