独フォルクスワーゲンが国内工場の閉鎖検討、従業員は猛反発

ドイツではロシアからの安価な燃料供給がパイプラインの爆破により中断されて以来、燃料費が高騰しており、企業の競争力を著しく低下させている。こうした中、独フォルクスワーゲンは北部ウォルフスブルクの本社で従業員に経営方針を伝える会議を開き、国内工場の閉鎖を検討していることを説明した。
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会社側によると、欧州の自動車市場は新型コロナの感染拡大前の規模に戻っておらず、工場2か所に相当する50万台の需要が不足しているという。また、中国メーカーが低価格のEVで攻勢をかけており、会社はコスト削減が必要だとしている。
本社の会議にはおよそ2万5000人の従業員が参加し、警笛を一斉に鳴らして抗議の意志を示した。
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