EEFのセッション「クリエイティブ・エコノミーにおける産業パートナーシップ~~テクノロジーは創造性なしで利用可能か」における議論によると、人工知能やその他の技術革新の使用により、デザイナーやアーティストは、ただ筆やペンを扱うだけでなく、タスクを正しく設定する能力がますます求められているという。レーベジェフ氏はセッションで次のように語った。
「ニューラルネットワークには脳がなく、思考もなく、アイデアを思いつくこともできず、善悪の区別もできません。出来るのは何百万ものバリエーションを作ること。そして現段階において、そこから選べるのは人間だけ。何百万の中から一つを選ぶ必要があり、これが最大のスキルであり、最大の能力です」
AIは人間に取って代わることができるのか。その答えはノー。デジタルテクノロジーは、クリエイティブな職業に携わる人の仕事を助けることはできても、完全に代替することはできない。
「人工知能がすることは、クリエイティブ業界における時間の短縮とルーティンワークの自動化」と、デジタル・イノベーション社のチュルキンCEOは指摘した。