セブン&アイは6日、クシュタール社の買収提案について「企業価値を著しく過小評価している」として、応じないとする書簡を送った。これに対し、クシュタール社は「セブン&アイ側が友好的な協議すら拒否したことは遺憾だ」と表明した。
一方で、「友好的な協議を進めるため、適切な秘密保持契約を締結する用意がある」と示唆し、「買収を現金で実施するだけの十分な余力があり、資金調達は制約とならないことを強く確信している」などとして、買収に向けた働きかけを続ける意向を示した。
また、セブン&アイが書簡で米競争法上の懸念を示したことに対し、クシュタール社は「規制当局の承認を得るために必要となる場合は、セブン&アイと共に事業の切り離しも検討する」と説明した。