当初は8月22日に事故後初めての燃料デブリ取り出しに着手する予定だったが、装置のパイプ取り付けの順番が誤っていたことが判明し、中断していた。9日までに復旧作業と確認が完了した。ミスの原因としては、現場は放射線量が高く作業時間が限られ、作業員は特殊なマスクを装着しており、十分な確認が難しかった可能性がある。また、下請け任せで、パイプの順番を点検項目に含めていなかったなど、東京電力の確認不足も指摘されている。復旧・確認作業には、小早川智明社長ら同社幹部も立ち会った。