山上被告の弁護団は「適切な量刑を判断するために必要」として情状鑑定を請求したが、奈良地裁は「必要がない」として却下したという。弁護団によると、異議申し立ても退けられた。山上被告は半年近く行われた鑑定留置の結果、検察が刑事責任を問えると判断し、起訴された。捜査段階で、母親が入信した「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」に恨みを抱き、安倍氏が旧統一教会と関係があると考えて犯行に及んだと供述したとされる。