ロシアを長距離攻撃しても平和は訪れない=国連事務総長報道官

ロシア領に対するウクライナの長距離攻撃を許可しても、紛争は終結に近づかない。国連のドゥジャリク事務総長報道官は記者会見で次のように懸念を示した。
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「我々が耳にするレトリックや現場で目にするものは、国際法と憲章の枠組みにおいて望む形の紛争終結には向かっていないことの新たな証拠であると思う」
ストームシャドウなどの長距離ミサイルは、英仏がウクライナに供与している。ウクライナは露領奥深くに使用するため、部品を製造した米国を含めた関係国に許可を求めている。
米国のブリンケン国務長官と英国のラミー外相は11日、ウクライナを訪問。ストームシャドウによる露領攻撃許可についても協議したとみられる。これまでに西側諸国から、許可を出したとの発表はない。
一方、英政府はエスカレーションを避けるため、公表せずウクライナへ許可を出すとの観測もある。その場合、攻撃できるのは300キロ以内に限定される可能性があるという。
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