イスラエル、台湾ブランドの通信機器5000台に爆薬を設置

イスラエル諜報特務庁「モサド」は、レバノンのイスラム主義組織「ヒズボラ」から注文を受けた台湾ブランドの通信機器5000台に爆薬を仕掛けた。
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一部メディアの報道によると、爆薬が仕掛けられたのは台湾に拠点を置くゴールド・アポロ社(Gold Apollo)の通信機器だという。コードメッセージが送信されると通信機器が爆発する仕組み。
なお、ゴールド・アポロ社側はヒズボラが使用していた通信機器について、台湾製ではないと一部メディアの取材で主張している。メーカー側によると、ヒズボラの通信機器はライセンス契約にもとづいて欧州域内で製造されたものであり、会社側も「被害者だ」と主張している。なお、実際に商品を製造したメーカーの名前をゴールド・アポロ社側は明かしていない。
レバノンでは17日、各地で通信機器が爆発した。この事件で4000人以上が負傷し、11人が死亡した。
ヒズボラのスポークスパーソンによると、この装置は多くのメンバーが使用していたという。爆発はマルウェアによって引き起こされた模様。通信機器が熱くなっていることに気づいたメンバーの何人かは爆発前に機器を投げ捨て、被害を免れたとのこと。
複数のメディアによると、ポケベルはハッキングや盗聴の影響を最も受けにくい、閉じた通信システムとしてヒズボラのメンバーが使用しているという。
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