記者団の取材に応じた上川外相はこの背景を踏まえ、「14日に中国外務省に対して日本人学校の安全対策について、万全の対応を行うよう申し入れを行ったところだった。そうした中で事件が起きてしまったことを大変、残念に思っている」と述べた。
その上で、「改めて中国側に対して日本人の安全確保を求めていくとともに、日本人の安全対策を含め、再発防止に向けて、どのような追加的な措置が可能か事務方に検討を指示した」ことを明らかにした。
そして外相は、「深い悲しみを禁じ得ない。心からのお悔やみを申し上げる」と述べ、「登校中の児童に対して卑劣な行為が行われたことは誠に遺憾。親御さんのご心痛も考えると胸がつぶれる思いでいっぱいだ」と語った。